養老さん

前にPHP出版の「今こそ伝えたい幸福論」を読んだ際に、養老さんの幸福論が「過ぎし戦の手柄を語る」という言葉に例え、幸福論なんてなく幸せなんて思い返せば邪念無く戦っていた時が幸せに似ている気がするという考えが具体的で一番自分にしっくりきたので、
養老さんの本をなにか読んでみたいなと思い、
新潮文庫 「かけがえのないもの」養老孟司
を買ってみました。
特に面白かったのが養老さんの考える「かけがえのない自然」。
中国の黄河は二千何百年前に秦の始皇帝が万里の長城をつくったからではないかという考え。沢山の煉瓦、兵馬俑、陶器、たしかにあれだけのものをつくるのに森林を丸坊主にするくらいの薪は使うはず。
※赤字は本文より
つまり自然と戦っているというか、自然と直面して生きている時代がある。しかし、いったんそれを失った文明はなかなか回復できない。
日本の自然というのは奥行きがあり、再生力が強い。これは非常に特殊な自然であると私は考えています。日本の文化はそういう豊かな自然に支えられて生きてきた文化です。
私は外部の自然が失われていくことと、我々の心の中から自然が失われていくのは、ほとんど並行していると思います。

全ては何に繋がっているかの重要性はわかります。
あと面白かったのは、「奨学金の矛盾」のところで、苦学して偉くなった人が作ってきた仕組みに対し「若い者も俺と同じように苦労しろ」と言わないのかというところ・・・。
難しい課題ではありますが、ハッとさせられました。
人間は自分の経た苦労を後に残さない人、残す人の2つに分かれると思うんですが、前者の考えでいた私は化粧品の販売の現場や、ヘアメイクの仕事で女性が自立できない労働環境を改善する仕組みを持って提案できたらと思ってましたが、実は必要ないんではないかと。
今の日本は偉大な先人たちが改善してきた仕組みで十分成り立っていて・・・・いや、とらえ所が違うな。
「苦労しろ」と言える立場をわきまえます。
眠い・・・。なんだかんだ休み無く仕事しています。
明日から3月だ。
表情がトロンとしてしまってきているので、活を入れていきたいです。

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