「裸でも生きる2」を読んでみて

講談社BIZから発売されている「裸でも生きる2」を読んでみて

株式会社マザーハウスの山口絵理子社長の自伝です。
2ヶ月ぐらい前に書籍の企画を進める経緯で話に出てきた方の自伝だったのですが、私も同じ年齢で、同じ年で起業していて、会社の規模や目的はちがえど、共感を前提とする感動が溢れていました。
こちらの書籍では絶対的な希望や感動をもらえると思うのですが、いちを経営者の私には伝わってくる悲しみや喜びの幅がリアリティと重なり、刺激が強過ぎて何度電車で本気で涙がこらえなくなり本を閉じたか(ぎりぎり涙はこらえましたが)。
ここまで涙を我慢した本はなかった気がします。
※本文から赤字にて
起業してからずっと、最も自然な形で「社会」という巨大な生き物の利益が、個人の利益や社会の利益といかにしてマッチするかをさまざまな場面で考え、実行している。
私は全く小さな枠になりますが、美容の現場(中でも化粧品を取り扱う販売の現場)でも、これら全ては丸で繋がることを知っている。
24歳の時にいただいた百貨店の店舗運営の仕事で知りました。
今だに上から数字だけを押し付ける管理組織に対しては否定しかできない。
私の白か黒かの性格は直さなくてはいけないと思うのですが、こういうことを言ってくる方には断固と「馬鹿やろう!」という態度しか取れない。
実力以上の売上を出すにはチームが一丸となれる環境であること、それは健全な精神と意味のある戦略で現場がマニュアル化されること。
また、現場の管理者はマニュアル化されずに軸を持って、常にその場の最善の対応が迅速にできる環境にあること。
そして一番は管理組織も同じビジョンで一丸であること。
難しいことはないのですが、全く現場を見ていない組織では何も現実へは迎えない。
別に焦ってもいないし、今それができる環境はいつになっても揃わないが、絶対にソコをみて実現していく店舗を増やし、様々なメーカーに売上も出て、販売スタッフも日々仕事を楽しんでいる売り場作り、またソレが一番お客様に共感していただける製品を生み出す事に繋がっているからこそ、ブレずに提案していきたい。
とくに最近ブレていない私なので、宣言しておこうと思います。

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